会長挨拶

会長挨拶

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会長:池見宅司

 日本歯科色彩学会は1993年に日本歯科色彩研究会として発足し、その後、日本歯科色彩学会と改められ、今日までの18年間歯科医療関係者だけでなく、一般色彩学関係者のお力をお借りして発展してきました。毎年1回の学術大会が開催され、その内容も回を重ねるごとに充実してきております。
 従来の歯科医療は、口腔領域の機能回復や疾患の予防に力点が置かれ、今日でもそれらの処置の重要性は第一義的なものでありますが、歯科治療に関する考え方や材料の開発が飛躍的に発展してきた事によって、それだけでは済まされない要素が加わってきているのではないかと思われます。その理由として、歯科治療で来院してくる患者さんの要望が、従来とは異なってきていると感じているのは私だけではないと思います。

 患者さんはリラックスできる診療室の環境や痛みの無い検査あるいは治療、審美的に満足の得られる治療を求めて来院し、その様な診療室に再び来院してくるのではないでしょうか。日本歯科色彩学会は、患者さんの視覚を主とした五感で感じとれるより良い歯科医療を具現化することを大きな目的としております。

 色彩学はこれからの学問であり、まだまだ判らないことが非常に多く残されております。色が数値化されるとともに、その再現性が徐々に現実味を帯びてきており、観念的にしか表現できなかった色を、科学的・実証学問的な観点から研究できるようになりました。そして、本学会で得られた知識と技法は、術者にとっても大変有益で、患者さん本位に考えられた環境や治療を実現できるものと考えております。どうぞ、多くの皆様が色彩学に興味を持たれて、本学会にて研究報告をして頂き、出来るだけ早く歯科の色彩学的学問体系が完成されることを切に望んでおります。

 日本歯科色彩学会事務局:

〒271-8587
千葉県松戸市栄町西2-870-1
日本大学松戸歯学部
保存修復学講座
中島 光

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